内祝いのマナー、ちゃんと知っている自信はありますか?「お返しすればいいんでしょ」くらいの認識だと、実は知らないうちにマナー違反をしてしまっている可能性があります。贈るタイミング、のし紙の選び方、金額の目安など、内祝いには意外と細かいルールがたくさんあるんですよね。この記事では内祝いの基本マナーからやりがちなNG行動、お礼状の書き方まで丁寧に解説します。これを読めば内祝いで恥ずかしい思いをすることはなくなりますので、ぜひ参考にしてください。

内祝いの基本マナー
贈るタイミング
お祝いをもらってから1ヶ月以内に届くように手配するのが基本マナーです。出産内祝いの場合は、生後1ヶ月頃のお宮参りの時期が目安とされています。
もし2ヶ月以上遅れてしまった場合は、品物だけでなくお礼状を添えるのが丁寧です。「遅くなり申し訳ありません」の一言があるだけで、印象が大きく変わりますよ。
のし紙の選び方
内祝いの種類によって、のし紙の選び方が変わります。ここを間違えると恥ずかしい思いをすることになるため、しっかり確認しておきましょう。
- 出産内祝い:蝶結び+子供の名前(読み仮名付き)
- 結婚内祝い:結び切り+夫婦の名前(新姓)
- 快気祝い:結び切り+本人の名前
- 入学内祝い:蝶結び+子供の名前
蝶結びは「何度あってもいいお祝い事」、結び切りは「一度きりであるべきお祝い事」に使います。出産は何度あってもおめでたいから蝶結び、結婚は一度きりが望ましいから結び切りという考え方です。
お礼状を添える
特に目上の方への内祝いには、お礼状を同封するのがマナーです。品物だけポンと送るよりも、「お心遣いありがとうございました」の一言が添えてあるだけで印象がまったく違います。
お礼状は手書きがベストですが、印刷されたカードでも十分です。大切なのは感謝の気持ちを言葉にすることですよ。

やりがちなNG行動5選
NG1:お返しが遅すぎる
3ヶ月以上放置してしまうのは失礼に当たる行為です。産後は忙しいのは分かりますが、1ヶ月以内を目標に手配しましょう。ネット通販を活用すれば、自宅から手配できるため体力的な負担も少ないですよ。
NG2:お祝いと同額以上のお返し
もらったお祝いと同額、またはそれ以上のお返しをするのはNGです。これは「あなたのお祝いを突き返します」というニュアンスに受け取られてしまうことがあります。基本は半返し(もらった金額の半額程度)です。高額の場合は3分の1でもOKです。
NG3:のしなしで贈る
たとえカジュアルな間柄でも、内祝いにはのし紙を必ずつけるのがマナーです。のしがないと「ただの贈り物」になってしまい、内祝いとしての意味が伝わりません。内のし(包装紙の中にのし)と外のし(包装紙の外にのし)はどちらでもOKです。
NG4:商品券を目上の方へ贈る
目上の方への内祝いに商品券を贈ると、「金額が丸分かり」で失礼に当たることがあります。カタログギフトなら金額が分かりにくく、相手に好きなものを選んでもらえるため、目上の方への内祝いにはカタログギフトの方が無難です。
NG5:いただいた品物の感想を伝えない
品物でお祝いをもらった場合、使った感想やお礼の言葉を伝えるのもマナーです。「いただいたベビー服、さっそく着せてみました」など、具体的に使っている様子を伝えると、贈った側も嬉しいですよね。
「お返し」という言葉は失礼にあたることがあります。内祝いは「お返し」ではなく「幸せのおすそ分け」という意味です。相手に対して「お返しです」と伝えるのは避けて、「ささやかですが」「心ばかりですが」と添えるようにしましょう。

お礼状の書き方
基本の構成
お礼状の構成は時候の挨拶→お祝いへのお礼→近況報告→結びの言葉の順番が基本です。出産内祝いなら赤ちゃんの様子を、結婚内祝いなら新生活の様子を添えると、温かみのある内容になります。
堅苦しく書く必要はなく、感謝の気持ちが伝わればOKです。親しい間柄ならカジュアルな文面でも問題ありません。ただし目上の方には、ある程度フォーマルな文体で書くのがマナーです。
お礼状の例文
例えば出産内祝いのお礼状なら、以下のような内容になります。
- 「このたびは温かいお祝いをいただき、誠にありがとうございます」
- 「おかげさまで母子ともに健やかに過ごしています」
- 「ささやかではありますが、内祝いの品をお贈りいたします」
- 「今後ともどうぞよろしくお願いいたします」
この4つの要素を組み合わせれば、失礼のないお礼状が完成します。
内祝いののしのかけ方
内のし vs 外のし
郵送で贈る場合は内のし(包装紙の中にのし紙をかける)が一般的です。配送中にのし紙が汚れたり破れたりするのを防げるためです。手渡しする場合は外のし(包装紙の外にのし紙をかける)にすると、一目で内祝いだと分かります。
どちらを選んでもマナー違反にはならないため、状況に合わせて使い分ければOKです。迷ったら内のしにしておけば間違いありません。
表書きの書き方
表書きは「内祝」と書くのが正式です。名前は送り主の名前を書きます。出産内祝いの場合は赤ちゃんの名前(読み仮名付き)を書くのが一般的です。これはお祝いをくださった方に、赤ちゃんの名前をお披露目する意味もあります。
内祝いのマナーに関するよくある質問
Q. お祝いをもらったけど、内祝いは不要と言われたら?
A. 「不要」と言われても、気持ち程度のお返しはした方がいいです。相場の3分の1程度のちょっとしたお菓子やタオルセットを贈ると、礼儀正しい印象になります。
Q. 連名でお祝いをもらった場合はどうする?
A. 職場の連名なら、1人500〜1,000円程度の個包装のお菓子を人数分用意して配るのが便利です。全員にまとめて大箱のお菓子を贈るのもアリですよ。
Q. お祝いと内祝いが行き違いになった場合は?
A. タイミングの問題ですから気にしなくてOKです。改めてお礼を伝えれば大丈夫です。
Q. 喪中の相手に内祝いを贈ってもいい?
A. 四十九日を過ぎてから贈るのがマナーです。忌中(四十九日以内)は避けて、時期をずらして贈りましょう。のし紙の水引は、白無地のシンプルなものにすると配慮が伝わります。

まとめ
内祝いのマナーは「1ヶ月以内に」「半返しで」「のし紙をつけて」が基本の3か条です。お礼状を添えれば、さらに丁寧な印象になります。やりがちなNG行動(遅すぎる・同額返し・のしなし・目上への商品券)を避けて、スマートに感謝の気持ちを届けましょう。「お返し」ではなく「幸せのおすそ分け」という気持ちで、心を込めた内祝いを贈ってください!
全日本ギフト用品協会ではのしや水引の詳細なルールが確認できます。All Aboutにも内祝いのマナー解説が充実しているため、参考にしてみてください。

