元百貨店ギフトサロンのことねです。還暦祝いは人生の大きな節目のお祝いだから、マナーを知っておきたいよね。せっかくのお祝いも、マナーを間違えると台無しになってしまうことがあるから、この記事でしっかり押さえておこう。
のしの書き方からNGなプレゼント、食事会の段取りまで、還暦祝いのマナーを網羅的にまとめました。初めて還暦祝いを準備する方でも、この記事を読めば安心して当日を迎えられるよ。

還暦祝いの基本マナー
そもそも還暦とは
還暦は満60歳を迎えたお祝い。十干十二支(じっかんじゅうにし)が60通りの組み合わせで一巡し、生まれた年と同じ干支に戻ることから「暦が還る=還暦」と呼ばれているよ。
昔は「人生60年」の時代だったから長寿のお祝いだったけど、今は60歳でもまだまだ現役。「長寿を祝う」よりも「人生の節目を祝い、これからの第二の人生を応援する」というニュアンスでお祝いするのが現代のスタイルです。
お祝いのタイミング
還暦祝いを行うタイミングは主に3パターンあるよ。
- 満60歳の誕生日:最も一般的なタイミング
- 誕生日前後の週末:家族が集まりやすい日を選ぶ
- お正月やお盆:帰省のタイミングに合わせて行うケースも
かつては数え年(61歳)でお祝いしていたけど、現在は満60歳でお祝いするのが主流だよ。どちらでも間違いではないから、家庭の方針に合わせてね。
のし(熨斗)のマナー
プレゼントにのしを付ける場合のルールを確認しておこう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 水引 | 紅白の蝶結び(花結び) |
| 表書き | 「祝還暦」「還暦御祝」「寿」 |
| 名入れ | 贈る側の名前(フルネーム) |
| のしの位置 | 内のし(控えめ)が一般的 |
- 水引は必ず蝶結びを選ぶ。結び切りは一度きりのお祝い(結婚等)に使うものなので間違えないように
- 兄弟連名の場合は年齢順に右から書く
- 夫婦連名は夫の名前を右、妻の名前を左に書く
- 4名以上の場合は代表者の名前+「外一同」と書き、全員の名前を別紙に記載する
のしなしでもOK?
家族間のカジュアルなお祝いなら、のしなしでラッピングだけでもOKだよ。上司や恩師への贈り物の場合は、のしを付けた方がきちんとした印象になるね。
贈ってはいけないNGプレゼント
実は還暦祝いには贈ってはいけないとされるものがいくつかあります。
- お茶:弔事で使われることが多く、お祝いの席にはふさわしくない
- ハンカチ:漢字で「手巾(てぎれ)」と書き、「縁を切る」ことを連想させる
- 櫛(くし):「苦」と「死」を連想させるため避ける
- 靴・靴下・スリッパ:「踏みつける」意味があり、目上の方には失礼とされる
- 時計:「勤勉に」という意味があり、目上の人には「もっと働け」と受け取られることも
- 老眼鏡・杖・補聴器:「老い」を連想させるためNG
- 現金:目上の方に現金を渡すのは失礼にあたることがある
ただし、これらはあくまで一般的なマナー。本人が「時計が欲しい」「靴下が好き」とリクエストしているなら、気にせず贈って大丈夫だよ。マナーにとらわれすぎて、本人が喜ばないプレゼントを選んでしまったら本末転倒です。
赤いちゃんちゃんこのマナー
還暦といえば赤いちゃんちゃんこ。でも最近は「年寄り扱いされたくない」と嫌がる方も多いのが現実です。
赤いちゃんちゃんこの由来
赤は魔除けの色とされ、干支が一巡して「赤ちゃんに還る」という意味を込めて赤いちゃんちゃんこを着る風習が生まれました。元々は縁起物としての意味合いが強いよ。
現代のスタイル
無理に着せるのはNGだけど、以下のようにアレンジする方法もあるよ。
- 写真撮影のときだけ羽織ってもらう
- 赤いネクタイやスカーフなど、さりげなく赤を取り入れたファッションアイテムを贈る
- 赤いバラの花束と一緒に渡す
- 赤ワインをプレゼントする
本人の希望を事前に確認するのがベスト。「記念に着てみたい」という方も意外といるから、決めつけずに聞いてみてね。
食事会のマナー
場所選びのポイント
還暦祝いの食事会は個室のあるお店を選ぶのがベスト。周囲を気にせずお祝いできるし、サプライズ演出もしやすいよ。
- 和食の料亭:格式を重視する方におすすめ
- ホテルのレストラン:サービスが手厚く、記念日対応に慣れている
- イタリアンやフレンチ:カジュアルにお祝いしたい場合に
- 自宅:リラックスした雰囲気で、仕出し料理を注文する手もある
席順のマナー
主役(還暦を迎える方)は上座に座ってもらう。和室なら床の間の前、テーブル席なら入口から最も遠い席が上座だよ。
費用負担のルール
食事会の費用は主役以外の参加者で割り勘するのが一般的。主役には支払いをさせないようにしよう。事前に会計を済ませておくとスマートだよ。

メッセージカード・手紙のマナー
プレゼントに手紙やメッセージカードを添えると、ぐっと特別感が増すよ。
書くときのポイント
- 「老いを感じさせる言葉」は避ける(例:「老い」「衰え」「死」など)
- 感謝の気持ち+これからの応援の内容にする
- 短くても手書きで書くと心が伝わる
- 忌み言葉(「切れる」「終わる」「枯れる」など)は使わない
メッセージの例文
かしこまった場面では以下のような文面が参考になるよ。
「還暦おめでとう。いつも家族のために頑張ってくれて、本当にありがとう。これからも健康で、好きなことをたくさん楽しんでね。」
家族間なら堅苦しくならず、普段の言葉で書くのが一番心に響くよ。形式にこだわりすぎなくて大丈夫です。
職場でのお祝いマナー
上司や同僚の還暦祝いを職場で行う場合のマナーも確認しておこう。
- 有志を募り、1人1,000〜3,000円程度を集めてプレゼントを用意する
- 強制参加にならないよう配慮する
- 本人が望んでいるか事前に確認する(サプライズより事前相談がベター)
- スピーチを頼む場合は、年齢に触れすぎない内容にする
贈り物のマナー全般については全日本ギフト用品協会でも詳しく解説されているよ。All Aboutの冠婚葬祭マナーガイドも併せてチェックしてみてね。
よくある質問
Q. 還暦祝いにお返しは必要?
一般的にお返しは不要とされているよ。気になる場合は、食事会を開いてご馳走するか、内祝いとしてもらった金額の3分の1程度の品物を贈ればOK。
Q. 遠方で会えない場合はどうすればいい?
配送+電話やビデオ通話でお祝いの気持ちを伝えよう。メッセージカードを同封するのも忘れずにね。
Q. 数え年と満年齢、どちらでお祝いすべき?
現在は満60歳でお祝いするのが主流。数え年(61歳)でも間違いではないから、家庭の慣習に合わせれば大丈夫だよ。
Q. 亡くなった親の還暦はどうすればいい?
「偲ぶ会」として家族で食事をするなど、故人を思い出す機会として過ごす方もいるよ。形式にこだわらず、家族で話し合って決めてね。
冠婚葬祭全般のマナーは日本マナー・プロトコール協会のサイトでも確認できるよ。
まとめ
還暦祝いのマナーで特に押さえておきたいポイントをおさらいしておくね。
- のしは紅白蝶結び、表書きは「祝還暦」
- お茶・ハンカチ・靴下などNGプレゼントを避ける
- 赤いちゃんちゃんこは本人の希望を確認してから
- 食事会は個室を早めに予約
- 手書きのメッセージカードを添えると特別感アップ
マナーは大切だけど、一番大事なのは「お祝いしたい」という気持ち。細かいルールにとらわれすぎず、心を込めてお祝いしてあげてね。


